


園や学校などで家庭での子供の様子を伝えると「〇〇ちゃんはいい子ですよ、みんなに優しくてとても頼りになりますよ」って言われてビックリしたことありませんか?
私は、あります!
園では兄妹仲良しで「優しいお兄ちゃんなんですよ」ってよく言われていました。
ですが、実際家では兄妹喧嘩凄いし、お兄ちゃんが妹に物を投げていることさえありました。
園での様子を聞くと、別の子と間違えているんじゃないかと思って何回も名前を確認しました(笑)
「外ではいい子で家では癇癪を起す」ことについて調べていくと
HSC(人一倍敏感な子)という特性にたどり着きました。
HSCを理解していくことで「頑張ったね」「今、こういう気持ちだよね」と
気持ち寄り添うことが出来ました。
- HSCのこと
- 外ではいい子。家では癇癪を起こすHSCについて
のポイントを押さえるだけで改めて子供との時間の大切さを知ることができました。
家で癇癪を起したりするのは心のSOSです。
ママが一番に気付いてあげてください。早めのサポートを行ってあげてください。
HSCを知って子供の気持ちに寄り添うだけでいいんです。
今回の記事では「外ではいい子なのに家では癇癪を起こす」ことについて話しています。
子育て中のママの気持ちが少しでも楽になりますように…
Contents
HSCってご存じですか??

HSC(人一倍敏感な子)
生まれつき敏感で繊細な気質を持っています。
障害などではなく、生まれ持った特性のことです。


HSCのチェックリスト✍
以下の質問に、感じたままを答えてください。
子どもについて、どちらかといえば当てはまる場合、あるいは、過去に多く当てはまっていた場合には「はい」、全く当てはまらないか、ほぼ当てはまらない場合には、「いいえ」と答えてください。
- すぐにびっくりする
- 服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
- 驚かされるのが苦手である
- しつけは、強い罰よりも、優しい注意の方が効果がある
- 親の心を読む
- 年齢の割りに難しい言葉をつかう
- いつもと違う臭いに気づく
- ユーモアのセンスがある
- 直感力に優れている
- 興奮したあとはなかなか寝つけない
- 大きな変化にうまく適応できない
- たくさんのことを質問する
- 服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる
- 完璧主義である
- 誰かがつらい思いをしていることに気づく
- 静かに遊ぶのを好む
- 考えさせられる深い質問をする
- 痛みに敏感である
- うるさい場所を嫌がる
- 細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
- 石橋を叩いて渡る
- 人前で発表するときは、知っている人だけのほうがうまくいく
- 物事を深く考える
得点評価:13個以上に「はい」なら、お子さんはおそらくHSCでしょう。
たとえ「はい」が1つか2つでも、その度合いが極端に強ければ、お子さんはHSCの可能性があります。(引用:エレイン・N・アーロン著、明橋大二訳『ひといちばい敏感な子』1万年堂出版)
4つの特徴「DEOS」
先ほどのチェックリストの他にもHSCには4つの特徴があります。
この4つの特徴は、HSCなら誰しももっている特徴となります。
- D(Depth)→深く考える.。
安全かどうかをよく考えてから行動する、大人びた言葉遣いをする。など - O(Overstimulation)→過剰に刺激を受けやすい。
興奮することがあった日の夜は眠れない、騒がしい場所・大きな音が苦手。など - E(Emotional&Empatthy)→感情反応が強く、共感力が高い。
人が怒られていると自分が怒られているように感じる、絵本や音楽によく感動する。など - S(Subtlety)→些細な刺激を察知する。
髪型や家具の配置などの小さな変化によく気がつく、時計や冷蔵庫の小さな音が気になって眠れない。など

外ではいい子。家では大暴れ・わがままなHSCの実態


お家に帰ると癇癪を起してしまったり我がままになるのはお子様からのSOSです。
どのような原因があるのか、どんな対応をすればいいのかご紹介します。
最大の原因は外で異常に頑張ってしまう事
保育園や学校は、人のコミュニケーションや社会性を身に付ける、とても大事な場所です。
その生活の中で自分自身が納得いかないことが起こってもルールは守らなけばいけない。と受けとめたり、遊びたいおもちゃがあっても他の子が遊びたがっていたら譲らないといけない…等
自分の気持ちをおさえないといけない場面がたくさんあります。
HSCは正義感が強く、先生によく思われたいという気持ちが強いため
余計に考えすぎてストレスをため込んでしまいます。
その反動が癇癪やわがままに繋がっていったと考えます。

お話を聞いたり褒めたり、時には休んでもらうのも大切ですね
ママに甘えたい!お家は安心できる場所!
先ほどもお話した通り
外で頑張っているからこそ家では感情が爆発してしまい、暴れたり我がままになったりします。
HSCは人の気持ちを気にしすぎて自分の気持ちを表現することを我慢したりします。
安心できる場所だからこそママに甘えたい気持ちが強く表れてしまうため
わがままや暴れたりすると考えます。

ママが乱れてしまっては子供の安心する場所がなくなりさらに不安が強くなります
危険!外で頑張りすぎるHSCは過剰適応を起しやすい!

外ではいい子で家で癇癪を起すことと関係があるの?

説明していきますね
過剰適応とは、自分のやりたいことや自分らしさを過剰に我慢してしまい、苦手な事でも周りに合わせようとしている状態のことです。
敏感で繊細なHSCは外で過剰に頑張りすぎて、期待に応えようとすることから過剰適応を起してしまいます。
過剰適応を起してしまうと心身的疲労や不登校などに陥りやすくなります。


不安や恐怖が強くなるなる前に対処してきましょう!
お子様との時間を大事に過ごしましょう!
「いつもより元気がないな」とお子様に感じたら無理をさせないようにしましょう。
ゆっくりした時間を過ごすことが大事です。
HSCは音や光、ママの気持ちにも敏感です。
静かな部屋でママも穏やかな気持ちで接しましょう。
また、お子様の話には、否定せずに「そうだね」と受け入れながらお話を聞きましょう。
会話の中では都度、褒めたり共感したり子供と寄り添うことを心がけてください。


例え、その話が失敗談でも「失敗しても大丈夫!」「失敗の数が多いほど成功していくんだよ」
と失敗を褒めてあげてください。
失敗を恐れやすいHSCにとって、この失敗を褒めることは、過剰適応に効果的です。
外で頑張って気が張っているからでこそ「失敗してもいいんだ」って気持ちはとても救いになりますよね。
私は、子供の前でよく料理の失敗や下手くそな絵を披露したりします(笑)
「大丈夫、なんとかなるでしょー」っていつも楽観的に伝えてます。
子供もそういう姿を見てからか、おねしょが続いたときに大泣きしていた息子は、「明日は大丈夫ーなんとかなるよー」と笑って言っていたことがありました。
これが不思議とおねしょしなくなるんですよね!失敗を安心に変えることはすごいなって
思いました。

否定せず、「失敗=恥ずかしい」と思わないように寄り添ってあげましょう!
そしてお子様がやりたいことはどんどんやらせてあげましょう!!
お外で遊んだり、お子様の趣味に付き合ってみたり…
次第に楽しさを感じ上手に自分らしさが戻ってきます。
まとめ「外ではいい子。家では癇癪を起すHSC」

外ではいい子。家では癇癪を起す子はHSCの可能性がある為
HSCのことを説明しました。
チェックリストに当てはまればHSCの可能性があります。
お子様のことを理解するのは大事です。
是非、この機会にやっておいてくださいね。
D(Depth)→深く考える.。
O(Overstimulation)→過剰に刺激を受けやすい。
E(Emotional&Empatthy)→感情反応が強く、共感力が高い。
S(Subtlety)→些細な刺激を察知する。
・最大の原因は外で頑張りすぎること。
・頑張りすぎた結果、お子様にとっての安心できる場所だからこそ
わがままや暴れたりするといったことが起きています。
・外で頑張りすぎている子は過剰適応を起しやすい。
早めのサポートが大事とされています。

「お疲れ様、今日も頑張ったね」と毎日褒めてあげましょう!