HSCの子供は生まれ持った特性からしつけの影響を受けやすいです。
叱り方に気を付けないと自分自身を嫌いになってしまうことがあります。
こちらが感情に任せて怒ったら、HSCの子供は大声も苦手なので嫌な気持ちでいっぱいになってしまうでしょう。
もしかしたら、パニックになり癇癪を起すこともあります。
そんなことになれば、子供を傷つけるだけでなく、親である私たちも自分自身を責めてしまいます。
では、どうすれば繊細な子を上手く叱ることができるのでしょうか?
それは、優しく叱ることです。
優しく叱る?親にも感情があるので難しいですよね。
では、優しく叱るにはどうしたらよいでしょうか。
繊細な子を叱るときに注意することは?
こんな事していませんか?叱るときに気を付けたい4つの事!
- 大きな声で叱らない。
- 子供を否定するようなことを言わない。
- 目の前の事だけを叱る。
- やってほしいことは具体的に伝える。
怒っているとつい大きな声になり、口調も強くなってしまいます。
言わなくてもいい事まで口をつきます。
そんな時は自分が子供だった頃を思い出してみましょう。少しの事では怒られなかったはずです。
余裕がない時は他の人に代わってもらうのもいいかもしれません。
例えば、ママが怒っている時はそのままママが叱るのではなくパパにお願いして注意してもらうと子供も素直に注意を聞いてくれるかもしれません。
ここで親が注意したいのは、ママもパパも一緒に怒らないということです。
親が2人で怒ったら、子供の逃げるところがなくなってしまいます。
必ず逃げ道を作ってあげましょう。
繊細な子を叱るときにやってはいけない叱り方?
意外とやってしまいがちな3つの事!
- もう怒っているのに「もっと怒るよ」という。
- 怖いことが起こるとおどす。
- 他の人に言うという。
ただでさえ繊細で敏感なHSCの子供です。
驚かされるのが苦手で物事を深く考えます。
親の気持ちも感じ取りますから、傷ついて叱られるのが怖くなってしまうかもしれません。
私もよく「そんなに悪い子だと、怖いおじさんが迎えに来るよ」と子供に言ってしまっていました。
子供の気持ちになったら怖くてたまりませんよね。
HSCの子供は、次に叱られたときにとても怖い気持ちや、嫌な気持ちになるかもしれません。
でも、親自身が子供の気持ちに寄り添ってあげれば怖がらせるような事や、傷つけるような事はありません。
繊細な子を叱るときの声のかけ方!
実際に叱るときはどのように声を掛けたらよいのでしょうか。
- 〇〇するとケガしちゃうから危ないよ。気をつけようね。
- 壊れちゃったの?壊れちゃうのは仕方ないよ。今度は壊さないようにやさしくしてね。
- 喧嘩すると嫌な気持ちになるよね。仲良くしようね。
怒るというよりは言い聞かせるイメージで叱ったほうがHSCの子供を傷つけずに、注意したい事を伝えることができるでしょう。
叱ってしまうのは悪い事ではありません。
怒ってしまうのも子育てを一生懸命やっているからです。
でも、一生懸命子育てしているからこそ、叱り方に気を付けHSCの子供との良い親子関係を築いていきたいですよね。
繊細な子を叱りすぎたときの対処法!
もしも、叱りすぎてしまったときはどうすればよいのでしょうか。
- 優しく抱きしめる。
- 子供が話していることを聞いて、受け止める。
- 泣きたいだけ泣かせてあげる。
私も怒りすぎてしまったこと、たくさんあります。そんな時は「怒ってごめんね」と謝っていました。
子供が「強く怒らないで、強く言われるのは嫌いだよぉー」と泣きながら訴えてきたことも、しょっちゅうでした。
また、兄弟や姉妹が叱られている時、HSCの子供が不安そうにしていることはありませんか。
そんなときも優しく話しかけたり、抱っこしてあげたりしてください。
もしも、HSCの子供がパニックや癇癪を起してしまったら、怒っている時に子供の癇癪、親までパニックになりそうですよね。
はたから見たら何もしない親に見えたかもしれません。
泣かせていたには理由があります。癇癪を起している時に子供に何を言っても火に油を注いでいるようなもの。
余計に泣くからです。
泣くこともストレス発散です。
HSCの子供は苦しみを言葉にするのが苦手です。親が一番の見方であることを伝えてあげれば必ずいい親子関係が築けます。
まとめ
ここまでHSCの上手な叱り方と対処法について書いてきました。
- HSCの子供を叱るときは優しくわかりやすくどうすればよかったのかを伝える。
- HSCの子供を叱るときは脅したりしない。
- 叱りすぎてしまったときはスキンシップを取ったり、大切に思っていることを伝える。
以上のことに気を付けながら、子育てを頑張っていきたいですね。
それに、子育ては数学のように正解がありません。でも、楽しみながら子供と一緒に成長していきたいですね。