【あいさつできないHSC!】見守りながらおさえておくべき6つのポイント!

ママ
朝、園や学校で先生に会ってもあいさつができない。
ママ
家ではあいさつできているのに、外ではできなくなってしまう。

いきまる
HSCには知らない人が苦手だったり、慎重といった特性があります。
そのため、挨拶ができないことがあります。

躾できてないと不安にならなくても大丈夫です。

いきまる
HSCはあいさつした方が良いと分かっているけど、できないことが多いのです。

そんなHSCのお子さんには、焦らずいつかできることを信じて見守ることが大切

ママ
無理に挨拶させない方がいいのは分かっているけど、
「挨拶教えてないの?」
「言わないのに叱らないの?」
「甘やかして…」
と周りの目が気になる。

ちゃんと躾をしていないのと思われてそうで辛い…。
親としても協調性、社会性が心配になって
「あいさつそろそろできたほうがいいんじゃない」
「あいさつできてないのあなただけだよ」
とついつい言ってしまう。

いつかはできると信じているけど、周りの目も気になって歯がゆいですよね。

あいさつができないお子さんへの対応には6つのポイントがあります。

 

あいさつができないHSCのお子さんへの対応ポイント6つ
  • 親があいさつの見本となる
  • 急かさない
  • あいさつできなくても叱らない
  • スモールステップでできたことを褒める
  • ごっこ遊び、シュミレーションをする
  • 大人がお子さんのあいさつに合わせる

 

いきまる
ポイントを知って、「周りの目」よりHSCのお子さんの「できること」、に目をむけてみましょう。

 

HSCがあいさつできない理由

いきまる
あいさつは「あなたの存在を認めていますよ」と伝えたり、コミュニケーションを潤滑にするために大切なことですね。

HSCのお子さんは

  • 家ではあいさつができている。
  • 園や学校で「挨拶をしましょう」と言われることが多い。

そのため、「あいさつはした方が良い」と理解しているでしょう。

繊細ちゃん(娘)
でもできないの…
いきまる
分かっているけどできない。
できない理由はいくつかあります。

 

あいさつができない理由
  • 緊張
  • 気恥ずかしさ
  • 相手が誰か分からない
  • タイミングが分からない
  • 過去の失敗体験

これらの理由から、あいさつができないのです。
一つずつ説明していきます。

緊張

HSCはもともと緊張、不安を感じやすい気質をもっています。

また、人に注目されると余計に緊張して力を発揮できないことがあります。
あいさつしなくちゃ」と思っても、声が出なくなってしまうこともあるのです。

いきまる
周りの人が自分の挨拶に期待していると感じて、「しないといけない」と思うほど緊張してしまいできないのです。

あいさつをするということは、「わたしはあなたを認識しているよ」と伝えると同時に「わたしはここにいるよ」と宣言しています。

注目されることが苦手なHSCにとって、とても勇気のいることです。

いきまる
緊張と不安の強いHSCのお子さんにとって、緊張状態の中で挨拶をすることは心の負担になっているかもしれません。

気恥ずかしさ

繊細ちゃん(娘)
できる姿を親に見られたくない!
と感じているお子さんもいます。

お子さんにとって親は、赤ちゃんの頃から本能のままに甘えてきた存在のため、「できる自分」を見せることに恥ずかしさを感じたりすることもあるのです。

HSCのお子さんは周りの目も意識できてしまうため、あいさつを促されるほど照れくさくなっていきます。

いきまる
賢くて、物事を深く考えるHSCだからこそ「大人のようにあいさつすること」気恥ずかしさを感じるのかもしれません。

相手が誰かわからない

自分が知らない人からあいさつをされた場合、この人誰だろう?が先に立ってしまって、あいさつができないことがあります。
子どもにとっては久しぶりに会った人だったり、服装や髪形が違うだけでも分からなかったりするのです。

いきまる
あいさつは相手の存在を認めることです。
それを誰か分からない人にするにはとても勇気がいりますね

慎重なHSCのお子さんならなおさらです。

また、ほとんどのお子さんは知らない人とは話さないようにと教育を受けています。

いきまる
大人になれば、経験から知らない人とあいさつをしても大丈夫と分かります。
しかし、子さんはまだ経験が浅く、かつ慎重で深く考えるHSCは知らない人にあいさつをされても、あいさつしていいのかどうか気持ちが揺れてしまうでしょう。

タイミングが分からない

タイミングが分からなくて、あいさつができない子もいます。

大人は経験からタイミングが分かりますが、お子さんはまだあいさつのやり取りのリズムがつかめていません。

いきまる
「おはよう」と言われてもすぐには返せないことがあるのです。

また、大人同士があいさつをして、お子さんがあいさつをしようとしても、大人がそのまま話を始めてしまう場合、お子さんはいつあいさつをすればよいのか分からなくなってしまいます

いきまる
HSCのお子さんは今話していいのか深く考えてしまいタイミングがつかめず、声をだすよりまず勇気を絞り出さないといけないのです。

過去の失敗体験

前にあいさつをしてうまくいかなかったことで、あいさつができない子もいます。

  • あいさつをして無視された。
  • 声が小さくて気づいてもらえなかった。
  • 他の子に先に言われてしまった。

以前の経験がトラウマになって、失敗したくない、怖いと感じあいさつを苦手に感じてしまいます

いきまる
相手の気持ちを察する能力のあるHSCは、また失敗したら「恥ずかしい」と感じたり、失敗を恐れやすいのです。

あいさつできないHSC でも焦らなくて大丈夫

HSCのお子さんは慎重で物事を深く考えるため、挨拶した方がいいことは重々理解していますし、ここで挨拶できなかったらどうなるかまで考える子もいるでしょう。

繊細ちゃん(娘)
あいさつした方がいいのは分かってる、 ただ今は言えないだけ。

また私たち大人は何十年という学校生活、社会経験を重ねた中で「あいさつはした方がいい」という価値観、感覚を得ています。
お子さんはまだそういった習慣化がされておらず、時間がかかるのもおかしくありません。

  • あいさつすると気持ち良いと知り、実感する。
  • 小さな「あいさつができた」という成功体験を積む。

これらを経験していくことでいつの間にか挨拶が習慣化できていきます。

いきまる
「この子はあいさつがいつかはできる」と長い目で見守りましょう。

ママ
時間がかかることも見守ることが大切なのも頭ではわかっているんだけど…
そうはいっても挨拶できなかったと落ち込んだりするのは可哀そうだし、挨拶は気持ちいいと知ってほしい。
いきまる
そうですよね。
ただ見守るといっても、何もしなくていいというわけではありません。
また、あいさつできないお子さんにしてはいけないこともあるのです。

次はその対応のポイントについて説明します!

あいさつできないHSCへの対応!6つのポイント

あいさつできないHSCのお子さんへの対応には6つのポイントがあります。

あいさつができないHSCのお子さんへの対応ポイント6つ
  • 親があいさつの見本となる
  • 急かさない
  • あいさつできなくても叱らない
  • スモールステップでできたことを褒める
  • ごっこ遊び、シュミレーションをする
  • 大人がお子さんのあいさつに合わせる
いきまる
詳しく解説していきますね。

親があいさつの見本となる

子どもは身近な大人を見て育ちます
普段から笑顔で身近な親があいさつをしましょう。

日常的に親が嬉しそうに楽しく挨拶すると「あいさつは良いことだ」とポジティブに感じるようになるのです。

HSCはネガティブな面に目が行きがちですが、ポジティブな環境にも影響されやすく、いいところを人一倍吸収します。

いきまる
また外出先だけでなく、家庭内でパパやママ同士があいさつしている様子を見せましょう。
あいさつは日常のことで、特別なことではないことを見本となって伝えましょう。

急かさない

あいさつができるようになってほしくて

ママ
「あいさつは?」
「ほら、なんていうの?」
「ちゃんとあいさつして」
急かしてしまうこともあるでしょう。

しかし、急かすほど、緊張して委縮してしまったり、言葉がでなくなってしまいます。

急かさず、何かアクションができたり、言葉が出そうなら待ってあげましょう。

いきまる
お子さんの背中に手をそっと添えて、代わりに挨拶をするだけでも、自分であいさつをしているような気持ちになりますよ。

あいさつできなくても叱らない

ママ
「なんであいさつできないの」
と叱ったり、
言葉や視線で圧力をかけてしまうことありませんか。

HSCのお子さんは親の言動を敏感に察知します。

繊細ちゃん(娘)
あいさつしないんじゃないの、できないのに
とお子さんは不安や悲しみを感じてしまいます。

いきまる
大好きな親に嫌われたくなくて、叱られると思えばあいさつを無理にでもしようと思うでしょう。
しかし、無理にあいさつをさせてしまうとあいさつだけでなく、人との関わりまでも嫌いになってしまう可能性があります。

スモールステップでできたことを褒める

あいさつは「大きな声で言いましょう」と言われますが、あいさつの仕方は他にもあります

  • お辞儀ができた。
  • 手を挙げることができた。

声を出さなくても相手にアクションを起こせただけでも大きな成長です。

あいさつの「できない」部分ではなく、「できた」ところに注目しましょう。
スモールステップでできたところを認めて褒めてあげてください。

そして

ママ
「できたね。うれしいね」
「先生に伝わったね。先生もうれしかったね」
というポジティブな言葉をかけることで、
お子さんは
繊細ちゃん(娘)
自分の行動は良かったんだ、うれしいことをしたんだ
と感じます。

いきまる
親がうれしい気持ちを共感すると、また今度も挨拶してみようと思うのです。

ごっこ遊び、シュミレーションをする

おままごとなど、ごっこ遊びの中であいさつを取り入れるのもおすすめです。

園や学校でお子さんが先生役になったり、生徒役になったりして、楽しみながらあいさつの練習ができます。

また、親戚に会いに行く前や、お友達に会う前にシュミレーションをするのもいいでしょう。

例えば、ママが親戚役でお子さんが自分の役となり、親戚のお家に遊びに行くというシチュエーションを作ります。
玄関を開けて

繊細ちゃん(娘)
「おじゃまします」
ジュースを持ってきてくれたら
繊細ちゃん(娘)
「ありがとう」
とお子さんがあいさつをして、親戚役のママが
ママ
「よく来てくれたねー」
「どういたしまして。ジュース美味しいかな?」
などと言って反応する。

いきまる
このように、実際の状況になる前に練習をしておくとイメージができ、あいさつのタイミングや言葉選びに対しての不安が減り、お子さんの安心材料となります。

大人がお子さんのあいさつに合わせる

お子さんのあいさつ方法に合わせて大人があいさつを返すと、その子のモチベーションが上がります。

  • お辞儀をする
  • 口パク
  • 手を挙げる

お子さんのあいさつのスタイルを理解し、

ママ
この子はこうやって挨拶します。
フォローをしましょう。

お子さんはあいさつしていることを分かってくれるという安心感が得られ、相手も理解し、あいさつを返してくれるでしょう。

いきまる
また、園や学校の先生と連携をとって、協力してもらうのも一つの方法ですね。

まとめ

あいさつができないHSCのお子さんには、あいさつできない理由があり、その対応には6つのポイントがあることを説明しました。

あいさつができないことで周りからの視線は気になりますが、今は「周りの目」よりもお子さんの「できること」に目を向けましょう

いきまる
大きな声であいさつできなくてもいい!
親ができるポイントを押さえつつ、いつかはあいさつできると信じて見守りましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

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