子育てをしていて
いつもお友達の後ろにいて…。
と、感じたことはありませんか。
とても敏感で、繊細な子供はHSCと言われています。
HSCは珍しいことでも、病気でもありません。
生まれつきの気質です。
およそ5人に1人はHSCと言われています。
そんなHSCにはどのように接することが、良いのでしょうか。
Contents
HSCが繊細で敏感な理由は?
HSCは繊細で敏感であり、いくつもの特性があります。
- 感受性が豊か
- 細かい事によく気が付く
- 物事を深く考える
- 光や音、匂いに敏感
- 共感力が優れている
- にぎやかな場所や集団行動が苦手
「うちの子は地区のお祭りには、楽しそうに参加するのだけど、大きなお祭りには絶対に行かないの。」
とママ友が話していました。
HSCはにぎやかな場所が苦手です。
また、音や光、匂いにも敏感です。
大きなお祭りは、たくさんの人で賑わっていて、いろいろな音がします。
出店の食べ物のいろいろな匂いや、夜なのに光も強いです。
HSCにとっては、疲れる場所になってしまうのでしょう。
HSCはその子供によって、どの特性が強く出るかは様々です。
HSCとの上手な関わり方ってどうしたらいいの?
HSCの子育てで、子どもとの関わり方について悩んでいる方も、多いのではないでしょうか。
特に、HSCとHSCではない子どもの両方を育てている方は、関わり方の違いに悩みますよね。
HSCとの関わり方の悩みを軽くするには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
HSCへの理解を深める
まずは、私たち親がHSCを理解しましょう。
子どもを観察して、何が得意で、何が苦手なのか把握しましょう。
当たり前を捨てる
普段、親の当たり前と思っていることが、HSCには当たり前ではない事があります。
- 学校を休んだ次の日は、登校するのにかなり勇気が必要
- 映画館で楽しい映画を見たはずが、大きな音と強い光で頭痛がする
- 周りに気を使いすぎて、自分の意見がうまく言えない
と思うことを、HSCは気にしています。
子どものペースを大切にする
HSCには、周りのペースに合わせるのが苦手な子供もいます。
また、集団生活も苦手な傾向にあります。
と他の子どもと比べるのは、やめましょう。
その子のペースで、できることをやらせてあげて下さい。
子どものストレスが、少なくなりますよ。
無理をさせない
HSCは周りの刺激に、敏感です。
学校から
と帰宅することも、珍しくありません。
HSCは家の外に行くだけで、いろいろな刺激を受けます。
体を動かして、思いっきり遊んだわけでなくても、脳が疲れています。
たくさんの刺激を、脳で処理をするのにとても疲れてしまうのです。
疲れているときは、一人の時間を作ってあげたり、早めに寝変えたりしてゆっくりと休ませてあげましょう。
疲れを回復させることで、次の日も元気に過ごすことができます。
また、癇癪も起しづらくなりますよ。
しつけは優しく
ただでさえ感受性が豊かな、HSC。
叱りたくはないけれど、しつけのために注意しなければならない時は、必ずあります。
HSCは親の感情も、敏感に感じ取ります。
ですから、しつけのための注意は、優しく言い聞かせるだけで大丈夫です。
HSCは、強く怒られるのは苦手です。
叱るときは、感情的にならずに
と優しく声をかけてください。
それだけで、十分伝わりますよ。
HSCは子供を認めて、共感することが大切!
と悩んでいる方も、たくさんいますよね。
子育ては、子どもがHSCでなくても大変です。
子育てをしていると
と感じてしまうことが、ありますよね。
夕食の用意もあるし、次の日の準備なんかもあったりとバタバタする時間帯なので、余計にイライラしちゃいますよね。
そんなときに、イライラをぶつけて「グズグズしないの!」なんていっても逆効果。
余計にグズグズして、やりたいこともできずに時間の無駄になってしまうかも…
HSCはその特性から、慎重な子どもや、マイペースな子どもが多くいます。
子どものことを、誰かと比べずに、ありのままを認めてください。
少しくらいペースがゆっくりでも、いいのです。
子どもを認めることで、親自身の心も軽くなりますよ。
そして、子どもの気持ちに共感しましょう。
じゃあ今日は早めに寝る準備して、お布団でゴロゴロして、リラックスしようか。
なんて言ってあげれたら、
今日○○があって疲れっちゃって、眠いの…寝る前に絵本読んでほしいな。
このように、HSCの子を認めて、共感することで、
さっきまでのグズグズがなくなり、ママも子どもも機嫌よく過ごせるのです。
親が子供を認めることで、今の自分でいいのだと自信がつきます。
また、共感することで、子どもは安心します。
自信は、子どもの自己肯定感を高めてくれますよ。
まとめ|合言葉は「認める&共感」
今回はHSCとの、接し方について解説してきました。
大切なことは、子どもを認めて、子どもの気持ちに共感することです。
HSCの子育ては、親自身がグッと我慢しなければならないことが、多いかもしれません。
そのため、親も人間的に成長することができます。
なんだかうちの子は、敏感すぎるな。